私が体験した事故示談体験とその時に感じた気持ちの変化

私が体験した事故示談体験とその時に感じた気持ちの変化

蒸し暑い夏の夕暮れ時に、初めて追突事故に遭いました

私は、17時頃、一人で車を運転して夕飯の買い物から帰る途中で事故に遭いました。自宅近くの優先道路を時速60キロ程度で直進していた最中、突然、鼓膜をぶち破るほどの大きな音とともに、一瞬何が起こったのかわからなくなるくらいの凄まじい衝撃を全身に感じました。突然の事で全身が強張り、ハンドルをギュッと握り締めながら強くブレーキを踏み込んでいました。ブレーキを踏み込んでいるにも関わらず、車は押されるように左へ押し流されていきました。何が起こったのかわからないまま、突然の出来事に恐怖で手も足も全身震えが止まらず、放心状態になりました。速度を落としながら徐々に車が停止しました。恐る恐る顔を上げると、助手席前方にキズと凹みだらけの車が見えました。この時、初めて事故に遭ったのだと理解できました。
事故の衝撃で全身に痛みを感じ、車から出られずに車の中でハンドルにもたれながらうずくまっていると、事故を起こした女性らしき人が声をかけてきました。女性は、私の体を気にしつつ謝っていました。私は、少し冷静さを取り戻し、車を購入した際に加入した自動車保険の担当者に連絡をしました。担当者は、約20分くらいで現場に到着し、私はすぐに状況を説明しました。
保険担当者と話していると、事故を起こした相手側の保険会社の担当者と警察が到着し、警察の事情聴取が行われました。事情聴取では、双方の事故当時の状況をそれぞれ聞かれました。私は、対向車線を含めた4車線ある道路の一番外側を速度60キロ程度で走行していたことや突然の衝撃で何がなんだかわからなかったことなどを話しました。一方、相手側は、私が走っていた車線の反対側にあるお店の駐車場から車線を越えて、私の走行していた車線側の道路へ侵入し曲がりきれずに私の車の右側側面に当たって事故を起こしてしまったことや車線を越える時に車が来ていたので焦ってアクセルを踏んで私の走っていた車線に侵入したこと、本当は私の車線ではなく私が走行していた車線の隣車線を走行したかったが減速し切れなかったことが事故を起こした原因であったことなどが事情聴取でわかりました。この時に互いの名前や連絡先を交換し、相手側の保険会社の担当者の名刺ももらいました。その後、自分の保険担当者の手配により、レッカー車で私の車は購入先であるディーラーの修理工場へ運ばれていきました。
事故の衝撃で首や背中、腰の痛みに加え、吐き気があり、すぐに病院へ行きました。レントゲンを撮り、診断書も発行してもらいました。診断は、「外傷性頚椎および腰椎の捻挫」という診断で、全治2週間という軽度のもので済みました。シップを処方してもらい、しばらく通院生活を送ることになります。
事故に遭ってから自分や相手の保険会社から事故の状況やケガの状態についての確認連絡が何度もありました。痛む体に加え、精神的にも疲れが出てしまい、1週間ほど会社を休みました。ケガは全治2週間という軽症で済みましたが、いつも車で通勤していたため、事故後すぐには車を運転する気持ちになれずフラッシュバックのように事故への恐怖心で体に震えが出てしまうこともありました。1週間ほど経つと体の痛みも少し治まり、会社と相談して短時間勤務で働かせてもらうことにしました。車の運転は、1週間経っても怖さは残りましたが、加入していた保険に代車の特約をつけていたので、代車で通勤できることになりました。事故に遭って、保険の担当者と一緒に保険の状況を確認できたことで、代車を利用することができました。担当者と一緒に保険内容を確認してもらえなかったら特約の存在に気づけなかったと思うので、代車特約のある保険会社に加入していて良かったと思いました。
相手方の保険会社からは、「診断書を警察へ提出してください。」「私から書類を3通送るので必要事項を記入し返信してください。」という連絡があり、警察署の交通課へ書類を提出しましたが、書類をこのまま返送していいものかと不安になりすぐには返送できませんでした。

示談に至るまでに起こった私の実体験とその時の気持ち

私は、保険の特約で代車以外にも弁護士特約にも加入していたので、その特約を使い弁護士を依頼しました。示談交渉において、弁護士に依頼した場合としなかった場合では、最終的な慰謝料と示談金の価格は全く違うと言うことを弁護士から伺い、お願いしてよかったと思いました。
弁護士に依頼することで、保険会社とのやり取りをすべて任せることができたので気持ちがとても楽になりました。また、仕事や家事をしながら保険会社の電話対応をすることもなくなったので、時間的な面でも開放され以前のような生活を送れるようになりました。
初めて事故に遭遇したこともあり、手続きや専門用語もわからなかったため、弁護士に相手方の保険会社から送られてきた書類についての相談や治療方針の相談をし、休業保証や後遺症障害等級認定申請についてもわからない事はすべて詳しく教えてもらいました。自分ではわからないことを相談にのってもらいながら一つ一つ処理できたので、安心感がありすごく心強かったです。
保険会社の賠償金は、ケガをした場合に適用される積極損害・消極損害・慰謝料の項目から算出したとのことでした。私は、病院に通院していたので積極損害、1週間ほど会社を休んでいたので消極損害の中の休業損害、通院していた間の心的苦痛を受けた事に対する通院(傷害)慰謝料が請求できたのですが、相手の保険会社から提示された約90万円という金額には到底納得できませんでした。示談交渉時には、弁護士が相手の保険会社と私の間に立ち交渉を進めてくれました。金額については、弁護士が適正な示談金の交渉を行ってくれたおかげで、提示された金額よりも高い金額を受け取ることができました。弁護士が提示した金額は約120万円、それに対し、相手の保険会社からは110万円が限度であるとの返答があり、それ以上の値段のつり上げは難しく弁護士と相談の上で110万円で示談を成立させました。
示談成立時には、免責証書というものを記入しました。これは、支払いを受ける被害者側が、加害者に今後不当にこれ以上請求しませんという文書のことです。被害者側の署名捺印のみで書類が取り交わされます。その免責証書を取り交わすことで、数日後には相手側の保険会社から保険金が支払われました。保険会社から保険金が支払われたら交渉は終わりです。張り詰めていた糸が切れ、私はなんとも言えない安堵感に包まれました。
私の場合は、ケガの症状が「外傷性頚椎および腰椎の捻挫」全治2週間という診断で、12ヶ月ほど通院しました。幸い後遺症もなく、後遺症認定はありませんでした。弁護士に依頼する前は、過失割合が15:85だったにもかかわらず、弁護士に依頼後は6:94に変わり、慰謝料も20万円程高くなりました。弁護士費用は、弁護士特約の金額内でおさまったため一円も払わずに済みました。 もし、弁護士に依頼していなかったら、仕事や家事をしながら保険会社とやり取りを続けていたでしょう。事故でできた体の痛みだけでなく心までどんどん磨り減って疲弊していたと思うと特約を利用してよかったと心から思います。自分一人ではわからない示談の進め方や保険会社の決めた示談内容、慰謝料の詳細でしたが、保険会社と対等に交渉するためにも弁護士がいるのといないのとでは全く違う結果に変わっていたのだと勉強になりました。また、被害者だから守られるという意識は捨て、被害者だからこそ自分の身を守るための知識を集めながら弁護士の力を借りる事の重要性を今回の事故で学びました。これからも車を利用するので、代車や弁護士特約のある保険にちゃんと加入しつつ、またいつ事故に遭うかもしれないという危機感を忘れず、気をつけて運転したいと思います。

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