佐賀県の山道での事故、積んでた牛が逃げてしまい大変でした。

生き物を積んでる車両との事故は、後処理が大変です。

あれは３年前の出来事です。私は、自慢のスポーツカーで佐賀県の基山というところを走行していました。山道に入ったところ、車も少なかったのでスピードを出していました。すると前方にゆっくり走行する車を発見、たくさんの牛を積んでいます。よく見る光景です。私はそのまま追い越して走行していきました。前方に信号を発見しました。赤信号に変わったのでそこで停車しました。するとさっきの牛を積んだ車が後ろから走ってきます。元々ゆっくりした走行だったので減速の具合は気にならなかったのですが、全く止まる気配がなく、そのままゆっくり私の車に衝突しました。私は立腹して車を降り、文句を言ってやろうと思いました。すると後続車の運転手は居眠り運転をしていたのです。さらに事故の衝撃で積んでいた牛が４・５頭逃げていきました。これは大変なことになった思い、急いでドライバーを起こしました。彼は、事の重大さにすぐに気づき、事故処理の警察と牛を捕まえる警察を呼び、現場は大変なことになりました。今回の事故は軽微な物損事故で済みましたが、牛に傷つけられた被害の方が大きいという極めて珍しい事故となりました。運転者はお互いに怪我等は負っておらず、そこだけは不幸中の幸いでした。

積んでいた牛は、民家に侵入し、畑を荒らします。被害額は相当な額に。

逃げた牛は、一列に逃げていくわけではありません。四方八方に逃げていくので、ある牛は民家に侵入し、ある牛は畑の農作物を食い荒らすという事態になりました。後続車両の運転手は、私の車の修理代だけではなく、これら牛がもたらした被害額も補償するのですから大変な出費です。保険会社に事故とは全く別案件と判断されると保険会社から支払ってもらえません。加害者は大変だな、私も注意しようと思いました。 その後、金額が確定し私の車の修理代は、占めて１００万円となり、負担割合は9対１となりました。私は悪くないのになぜ1割も負担しないといけないのか不満でした。保険会社に訴えたところ、後続車両が減速していないことに気付いていたのだから、いつでもハンドルを切って逃げ切れたとのこと。状況を察知していながら然るべき行動をとっていなかったことが理由とのことでした。そして、牛が及ぼした被害も事故と関連性があり、その事故に少しでも関与したということになりました。結局私は牛が及ぼした被害額も1割負担しないといけなくなったのです。私は仕方ないと諦めましたが、牛については他人事だっただけにとてもショックでした。これから生き物を積んだ車を見かけたら充分注意しようと思った出来事でした。