専門的な知識が必要な示談交渉に弁護士と立ち向かった記録

専門的な知識が必要な示談交渉に弁護士と立ち向かった記録

事故は突然に起こり、健康だった私の身体と充実した生活が失われました

私は、朝7時ごろ、いつものようにいつもの道を通り愛車で出勤していました。4車線道路の1車線で赤信号のため、停止していたところ、突然後ろから追突されてしまいました。ガッシャーンというものすごく大きな音とともに今まで感じたことのない衝撃を身体に受けました。衝突の威力は途轍もなく大きく、私の身体は一瞬にして前方へと投げ出され、すぐに座席シートへとたたきつけられました。そのせいで全身がまるでむち打ちになったかと思わせるくらいの痛みを感じ、身動きがとれませんでした。バックミラー越しに後ろを確認すると、黒い乗用車が私の車にめり込んでいるのが見えました。運転していたのは20代くらいの若い男性で、ハンドルを握ったまま放心状態の様子でした。事故を目撃していた周りの人が私に声をかけてきてくれました。「大丈夫ですか?救急車を呼びましょうか?」という呼びかけに、私は小さく頷きました。
その人は、すぐに救急車と警察に連絡を入れてくれ、すぐに警察と救急車が到着しました。警察に名前や連絡先を聞かれ、警察に名刺だけを渡し、相手の氏名や連絡先を受け取り、救急車に乗り込みました。頭から腰にかけて痛みがあり、病院までは担架に横になって到着を待ちました。病院に着くと、名前や年齢など確認され、MRIやレントゲン検査を受けました。このときに受けた診断は、外傷性頭頸部症候群、腰部挫傷などと診断されました。
外傷性頭頸部症候群とは、別名、頸椎むち打ち症と言われ強い衝撃で頭部と身体が異なる方向に衝撃を受けた事によって、さまざま症状が現れる疾患のことです。受傷時に反射的に頚椎に対して損傷をさけるために筋肉が緊張し、衝撃によって筋の部分が断裂を起こしたり靭帯の損傷が生じます。一方、腰部挫傷とは、腰椎に無理な力が加わり、椎間関節に捻挫を起こすことで腰痛や下肢が痛み、しびれなどの症状が現れる疾患のことを指します。このような症状で、1ヶ月ほど自宅で安静にするように指示があり、自宅療養を余儀なくされました。
事故後、すぐに加害者に連絡をして、加害者側の保険会社から示談に関しての話を聞くことになりました。また、警察にも連絡をして、事故証明を入手しました。その事故証明から事故を起こしたのは、免許を取ったばかりの男子学生だったということがわかりました。事故を起こした原因は、運転中ナビを操作していて信号が赤になったことに気づかず、私の車に追突したということでした。不慣れな車の運転であるにもかかわらずナビを操作しながら運転していたことが原因だったことに、なんとも言えない怒りがこみ上げてきました。
私は、事故が原因で頸部などの痛みを負っただけではなく、突然起こるフラッシュバックでうつ病などの2次的症状が頻繁に起こるようになっていました。事故後は夫婦で経営していたアクセサリー店の運営もままならず、最終的には廃業せざるをえなくなりました。そのため、生活は一変し、リハビリのための通院だけでなく、メンタルケアのために精神科も受診するようになってしまいました。
何とか自分で示談交渉をしようと試みましたが、保険会社から送られてきた書類は専門用語が多く、それを理解するためには多くの時間を費やしました。また、保険会社との話し合いもはじめて聞く言葉ばかりで話を聞いているだけでもストレスを感じ、前に進んでいないような感覚に陥り、苛立ちが募るばかりでした。日に日に不安が増していき、それに伴って精神科を受診する回数も増えていきました。身体の痛みと精神的な苦痛を感じながらも、その打開策を得るために、事故示談に関する本や事故示談の関連情報をインターネットで調べ、情報を集めました。このときのことを思い出すと毎日必死になって情報を集めていたように思います。

安心して相談できる弁護士と出会え、納得のいく事故示談交渉が行えました

事故後、一人で示談に臨むことに対して不安と苛立ちばかりが募り、徐々に精神的に限界を感じていきました。次第に示談に関する本やインターネットを読むこと自体、嫌になってしまったため、このままではよくないと思い、事故示談に強い弁護士事務所を探し、弁護士事務所の無料相談に訪れました。
担当弁護士に、加害者の保険会社から送られてきた示談に関する書類や診断書、警察から入手した事故証明を提示しながら事故の経緯やその事故で受けた心身のつらさなどを訴えました。また、事故による症状が原因で経営していたアクセサリー店の廃業せざるをえなくなってしまったことやそのために経済的な問題を抱えていることも話しました。弁護士は、私の話を聞いた上で、事故の原因によって受けた身体的な障害と精神的な症状を強く主張していくことと、これからの生活への不安を、保険会社に訴えていくという方向で話がまとまりました。また、弁護士費用のことを尋ねると私が加入していた保険の弁護士特約を確認してもらえることになりました。
後日、後遺障害の等級認定結果を報告するために、再び弁護士事務所を訪れました。頸部痛に関しては14級が認められました。しかしながら、うつ病などの精神障害に関しては認定が下りませんでした。その結果に私は納得ができず、すぐに弁護士に相談しました。弁護士もその結果を見て、この結果は不適切な内容だと異議申立を行ってくれましたが、認めてはもらえませんでした。被害者である自分がなぜこんなにも苦労しなくてはいけないのかと悔しくてたまりませんでした。
しかしながら、示談交渉の場では、弁護士が保険会社に、後遺障害等級では認められなかったうつ病などの精神病に対し考慮されるべき症状であると主張してくれ、事故の原因で心身ともにダメージを受けこれからの生活に不自由さと不安しかない状況に追い込まれていることを強く訴えてくれました。その結果、示談の内容であるすべての項目に該当した示談内容で示談金が提示され、総額約460万円の適切な賠償金を両者合意の下、得ることができました。 示談金は、まず保険会社から弁護士事務所へと入金され、弁護士事務所がその金額に間違えがないかを確認します。間違えがないことが確認できたら、つぎに弁護士事務所から私の銀行口座へと入金される流れで示談金が手元に届きました。指定した銀行口座に確かに弁護士事務所からの振込みがあったことを弁護士事務所に連絡をして、弁護士事務所との契約も無事終了しました。
このときの弁護士費用は、自分が加入していた自動車保険についていた弁護士特約を使用したため、1円も払うことなく示談交渉に臨めました。資金面に対し非常に不安を感じていたので、とてもありがたく感じました。保険加入時に、万が一のことを考えて弁護士特約を追加したプランを設定していたことが幸いして、迷わず安心して弁護士に相談することができたのだと思います。もし、弁護士に依頼できずにいたら、事故による精神的なダメージも大きく精神的に不安定だったこともあり、自分ひとりでは上手く示談ができずに、今回のような結果は得られなかったように思います。
事故から早3年が経ちますが、うつの症状や過度の緊張状態になってしまうことがあるため、車の運転はできないままでいます。何度か運転に挑戦をしましたが、運転席に座るたびに事故のことを思い出し、パニックに陥るため今でもハンドルを握ることはありません。ですが、以前に比べ症状は落ち着きをみせ、病院を訪問する回数も徐々に減っているため、これからもこの障害と上手に付き合う方法を模索しながら生活を送っていこうと思っています。

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